丸磯建設株式会社について
第二東名の現場で使う重機の修理を中京重機に依頼
Q丸磯建設では、中京重機の修理サービスをどのように活用していますか。
丸磯建設は、現在、第二東名の建設プロジェクトに参加しています。私は愛知県内のある現場の土木工事を監督しています。30台近くの重機を持ち込み、掘った土をピストン輸送し、道路の基礎形状を作り上げる作業です。工事開始以来、2年が経ち、最近やっと段取りが終了。作業員には「ここからはフルスロットでぶっちぎりだぞ」と伝えています。
中京重機には、この現場で使っているアーキュレートダンプ2台と油圧ショベル3台が故障したときの修理を依頼しています。対象車種の詳細は次のとおりです。
種別 | メーカー | 型式 | 台数 |
---|---|---|---|
ダンプ | VOLVO | A40E | 2台 |
油圧ショベル | コマツ | PC350-8 | 1台 |
油圧ショベル | コマツ | PC200LC-8 | 1台 |
油圧ショベル | 加藤 | HD820V | 1台 |
中京重機と取引を開始したのは1年前の2011年5月からです。以来、月間平均5回~6回、年間通算で50回~60回、修理を依頼しています。重機が壊れたときは、ただちに中京重機の稲鶴さんに電話。余計な手続きは後回しにして「壊れた。直しに来てや」と手短に頼みます。すると稲鶴さんは、いつもすぐに来て、手際よく修理してくれます。
土木工事の現場は、ルマン24時間耐久レースに似ています。24時間レースで勝ち抜くには、ただ飛ばし続けるだけでなく、計画的にクルマをピットに入れて、メカニックが的確なメンテナンスを施す必要があります。土木工事の現場で、そのメカニックの役割を果たすのが、稲鶴さんのような重機の修理技術者なのです。
私はこれまで何百人の修理技術者と仕事をしてきましたが、稲鶴さんは街場の修理技術者として相当のレベルにある人です。今後、修理を依頼する回数はますます増えていくでしょう。稲鶴さんは、この第二東名の現場にとって欠かせない存在です。
中京重機に修理を依頼するようになった経緯
Qお言葉、誠にありがとうございます。末次様が、中京重機に重機の修理を依頼するようになった経緯を教えてください。
一年前(2011年5月)に、VOLVOのダンプが故障したとき、そのレンタル会社から、名古屋地区のVOLVO正規ディーラーとして中京重機が紹介されました。さっそく連絡を取ったところ、現場に来たのが稲鶴さんでした。
私は、稲鶴さんが、VOLVOを修理する様子を傍で見ながら、彼の技量を目算していました。修理技術者の実力は、部品の外し方、故障箇所に到達するまでの段取り、スピード、私への報告のタイミング、内容などを観察していれば、だいたい分かります。
稲鶴さんはVOLVOの故障箇所(油もれ)を的確に修理してくれました。観察の結果、この人は「できる技術者だ」という結論に到りました。「中京重機はVOLVOの修理しかしないの?」と尋ねたところ、「いえ、コマツでもカトーでもキャタピラーでも何でも修理します」との回答でした。この返事を聞いて、中京重機(稲鶴さん)の起用が決定。以来、今日に至るまで数十回の修理を依頼している次第です。稲鶴さんは、いつも期待通りに「良い修理」をしてくれます。
修理が早く終わることの現場にとっての価値
Q末次様にとっての「良い修理」とはどんな修理ですか。
私にとっての良い修理とは、「時間、費用、品質のバランスが取れた修理」のことです。
順々にお聞きします。良い修理の条件1.「時間」とは、具体的には?
早く修理が終われば、重機の使用を早期に再開できます。修理依頼から完了までに要して良い期間は、原則「一日半」。昼に電話で依頼したとして、部品の調達に多少の時間も要するでしょうから、即日修理は無理としても、翌日中には直してほしい。そうすれば翌々日から再び重機を動かせます。
この「早期修理」を実現するには、修理技術者に「ダンドリ能力」が必要です。現場には、必要な部品や工具を全て揃えた上で来てほしい。そうでないと、作業を開始してから、「しまった、この部品さえあれば今日中に直るのに、うっかり忘れてしまった…」となります。それから会社に部品を取りに帰っているようでは、修理期間はそれだけで一日延びるでしょう。
修理期間が一日延びれば、重機の再開も一日遅れます。こうした遅れが積み重なると、最終的に工期遅れも生じかねません。「早期修理 → 早期再開」は土木の現場にとって非常に重要です。
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中京重機
稲鶴
コメント - 迅速・確実な修理のために、常に「準備9割」を心がけております。具体的には、1). 故障の知らせを受けたら、まず電話で状況を確実にヒアリング、2). メーカーに問い合わせて情報収集。修理方針を確立させる、3).方針に基づいて工具や部品を調達し、現場に向かう、4). 現場では、丸磯建設の皆さまの邪魔にならぬよう迅速に作業を、という手順を心がけております。今回の第二東名の現場で、過去数十回の修理作業に要した時間は、平均1.5時間です。
将来の故障箇所を予測することの重要性
Q良い修理の条件2、「品質」とは?
「品質」とは、端的には「確実に直す」ということですが、これは、できて当たり前。私としては、そこに是非「次の故障箇所の予測」という付加価値を加えてほしい。具体的には、故障箇所を分解、検分していく最中に、「次に、壊れるのはおそらくこの箇所だな」とアタリをつけて、それを修理終了後に、コメント、感想として私に伝えて欲しいのです。
将来故障箇所の見込みがつけば、現場監督として「機械を止める日を逆算すること」 が可能になります。先のルマン24時間耐久レースの譬えでいえば、いつクルマを止めてピットに入れるか、指揮者として計画が立てられるわけです。
「修理代をケチると工期で損をします」
現在、中京重機への修理依頼を検討している人へ、「ある種の先輩ユーザー」としてアドバイスなどあればお願いします。
修理会社選びの要諦は、いま言った「時間、品質、費用のバランス」 に尽きると考えます。重要なのは「バランス」という観点です。費用の安さばかりを追求して、腕の悪い技術者に担当されてしまうと、修理が遅れます。そのせいで、現場の再開が遅れたのでは、工期遅れにもつながりかねない。つまり修理代をケチると、工期でかえって損をするわけです。そうならないためにも、費用、時間、品質の【バランス】を見極めることが重要です。
中京重機への今後の期待をお聞かせ下さい。
稲鶴さんには、今後とも、第二東名のこの現場の仲間として、引き続き、ご協力くださることを、また、中京重機の加藤社長には、稲鶴さんに続く、次の世代の技術者の育成に取り組んでいただくことを希望します。これからもよろしくお願いします。
参考情報: 中京重機 修理技術者、稲鶴の、今回の現場での修理風景の一例
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